科研研究会「民主主義と演劇」
以下の概要で研究会を実施しました。
科研プロジェクト「シアトロクラシーとデモクラシーの交差」(計4年)は、これまで見過ごされてきた民主主義と演劇(性)の密接な関連を解き明かし、その関連からより望ましい民主主義文化につながる可能性を模索しています。演劇(性)は古代ギリシア民主政とそれをめぐる哲学者たちの議論、ルソーの民主主義論、現代民主主義政治に影のようにして帯同し続けているのですが、その実態を演劇学と政治学の立場から明確にすることを目指しています。
政治学の立場からは、これまで3年にわたり、田村哲樹先生(名古屋大学教授)、山本圭先生(立命館大学准教授)、田畑真一先生(北海道教育大学旭川校准教授)、玉手慎太郎先生(学習院大学教授)が本研究の趣旨を踏まえて講演を行なっていただき、演劇学と政治学の対話を継続して続けてきました。最終年度に当たる今年度、共同研究の成果を一冊の本にまとめて出版する最終段階にあります。
今回の研究会では田村先生と田畑先生から、同研究プロジェクトで行なった講演内容などを踏まえつつ、民主主義と演劇の関連についてお話しいただきました。後半部では山本先生を登壇者に交えながら参加者と議論しました。
ご挨拶と趣旨説明(15:00-15:15) 平田栄一朗(慶應義塾大学教授) |
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政治学の立場から見た民主主義と演劇(15:15-16:40) | |
講師 | 田村哲樹氏(名古屋大学教授)、田畑真一氏(北海道教育大学旭川校准教授) |
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ディスカッサント | 山本圭氏(立命館大学准教授) |
司会 | 平田栄一朗 |
全体討論(17:00-18:00) | |
主催 | 科研プロジェクト「シアトロクラシーとデモクラシーの交差――演劇性と政治性の領域横断研究」 |
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