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船上のキャリバン――シェイクスピアの『テンペスト』とトラーヴェンの『幽霊船』における労働の演劇性
空虚な場において聴くこと――ニードカンパニー『鹿の家』に見る民主主義的身振り

主催
科研プロジェクト「シアトロクラシーとデモクラシーの交差 演劇性と政治性の領域横断研究」
講師
Prof. Dr. Friedrich Balke氏(ボーフム大学メディア学教授)
針貝真理子氏(東京大学大学院総合文化研究科准教授)
司会
平田栄一朗
開催日
2023年10月7日(土)
会場
慶應義塾大学三田キャンパス 南校舎4階 451教室 

概要

以下の概要にて講演会を開催いたしました。

科研プロジェクト「シアトロクラシーとデモクラシー」の一環として、ボーフム大学教授フリードリヒ・バルケ先生を三田キャンパスにお招きし、シェイクスピアの『テンペスト』やドイツの作家トラーヴェンの小説『幽霊船』を題材にして現代社会の縮図を示唆する海洋上の人間模様についてお話いただきます。

またバルケ先生の講演の前に、科研プロジェクトの共同研究員である針貝真理子さん(東京大学)から、民主主義的権力は「空虚な場」にあるという「ポスト基礎付け主義」の理論を踏まえつつ、それが演劇的身振りとどのように関連するのかについてベルギーの演劇集団ニードカンパニーの舞台作品を例にお話いただきます。


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