シアタートーク④
演劇と歴史
ドイツ・ヨーロッパ社会の現況を踏まえて
ライプツィヒ大学名誉教授で演劇研究者のギュンター・ヘーグ氏と、ザクセン州歴史記念財団トルガウ記録情報センター長のエリーザベト・コールハース氏を三田キャンパスにお招きし、ドイツ・ヨーロッパ社会の現況を踏まえて演劇と歴史についてお話しいただきます。ドイツ・ヨーロッパ社会では極右政党が台頭し、民主主義の危機が議論されています。その影響は文化政策や芸術活動にも及んでおり、芸術や歴史施設などの社会的・政治的意義を改めて確認し、議論する必要に迫られつつあります。
民主主義の危機だからこそ芸術や歴史に特別な意義があることを、ディスカッションを通じて共に見出す機会になればと考えています。
講師の紹介
ギュンター・ヘーグ氏Günther Heeg
ライプツィヒ大学演劇学教授・所長と同大学演劇センター所長などを歴任した。最新の著作は編著のFremde Leidenschaften Oper (オペラ―異他の情念)、Theater der Zeit,、2022。また、2017年刊の著書『越境文化演劇』の邦訳が2024年10月に三元社より出版される予定。
エリーザベト・コールハース氏Elisabeth Kohlhaas
歴史博物館キュレター。ライプツィヒ大学講師を勤めた後、2016年よりザクセン州歴史記念財団トルガウ記録情報センター(DIZ)で企画運営を担当し、2022年より同センター長を務める。論文「トランス・ナショナルな展望――ヨーロッパ・ユダヤ的歴史教育について(Transnationale Aussichten: Über europäisch-jüdische Geschichtsdidaktik)」(『ヨーロッパ的なもののコミュニケーション空間――ナショナルなものの彼岸のユダヤの知の文化』ライプツィヒ大学出版、2014年所収)など。
記
講師 | ギュンター・ヘーグ氏(ライプツィヒ大学名誉教授) エリーザベト・コールハース氏(ザクセン州歴史記念財団トルガウ記録情報センター長) |
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司会 | 平田 栄一朗(慶應義塾大学文学部教授) |
日時 | 2024年11月8日(金)16:30-18:00 |
会場 | 慶應義塾大学三田キャンパス 大学院棟2階 324教室 |
科学研究費プロジェクト「シアトロクラシーとデモクラシーの交差 演劇性と政治性の領域横断研究」 *トークとディスカッションはドイツ語で行われます。 |