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ダンストーク「舞踊と社会のあいだ」のご案内
7月27日(土) 三田キャンパス

砂連尾理さん(振付家、ダンサー、立教大学教授)、木村玲奈さん(振付家、ダンサー)、Aokidさん(振付家、ダンサー)、神村恵さん(振付家、ダンサー)はいずれも認知症の方々との共同作業、街頭などの公共空間でのパフォーマンス、個人宅を公共空間に見立てる公演を行うことで、舞踊と社会とのあいだの領域で活動を行なっています。彼らの活動は、舞踊から出発しつつ、舞踊を越え出る領域に踏み込みながらも、最終的には舞踊であるという点において共通し、芸術と社会とのあいだの領域で揺らぎ続けるところに特徴があると言えます。また東京のオフィスビルの一角で舞台芸術と社会をつなぐ企画に関わる小森あやさん(アートマネージャー、一般社団法人ベンチ所属)は、4名の方々と協力しながら活動しています。

今回のダンストークでは舞踊と社会を軸にして多様なあいだを生かす舞踊の社会的意義と公共空間の変容可能性について、上記5名の方々に実演を交えながらお話いただき、会場の方々と意見交換を行いたいと思います。ハンナ・アーレントが『活動的生』において示唆的に述べたように、公共空間において舞踊家が自由に踊ったり、個々人が互いをリスペクトしながら自由に意見交換することが望ましい民主主義文化の育成につながります。このトークにおいてもアーレントが述べた趣旨に基づき、舞踊と社会のあいだについて参加者同士で積極的な意見交換を行います。
奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。


日時 2024年7月27日(土)14:00 – 17:30
会場 慶應義塾大学三田キャンパス 南校舎4階443教室
ご挨拶(14:00-14:10) 平田栄一朗(慶應義塾大学教授)
第一部(14:10-15:10) 舞踊と社会のあいだ① 砂連尾理さん、Aokidさん
司会:針貝真理子(東京大学准教授)、三宅舞(獨協大学専任講師)
第二部(15:20-16:20) 舞踊と社会のあいだ② 木村玲奈さん、神村恵さん、小森あやさん
司会:宮下寛司(慶應義塾大学非常勤講師)
第三部(16:30-17:30) 全体討論
司会:平田栄一朗
主催 科研プロジェクト「シアトロクラシーとデモクラシーの交差――演劇性と政治性の領域横断研究」
参加無料、参加ご希望の方は7月25日(木)までに以下のGoogleフォームにご登録ください。
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